理事長からのメッセージ

令和8年5月30日付で、学校法人芦屋学園の理事長に就任いたしました、窪田幸子でございます。

芦屋学園は、1936年の芦屋高等女学校の創設からまもなく、90年を迎える、長い歴史と伝統を持った学園です。大学初代学長の福山重一先生の「人それぞれに天職に生きる」という素晴らしい建学の精神のもと、幼稚園、中学校、高等学校、大学の4つの教育機関を通じて、社会に役立ち貢献する教育を推進し、有能な卒業生を世の中に送り続けてきました。

わが国は近年、経済状況の悪化、災害の激甚化などの影響を受け続けており、私学をとりまく環境は年々厳しさを増してきております。もちろん、本学園もその影響を受けて難しい局面に直面しております。さらに近年、私立学校法の改正が続き、学校法人にはこれまで以上に高いガバナンス、透明性、説明責任が求められるようになりました。これらの改正は、私立学校の健全な運営を促す一方で、法人にとっては相応の重責を伴うものであり、経営体制の見直しを迫られる厳しい局面でもあります。

そして、文部科学省が進める教育体制の再編は、本学園にとっても避けて通れない大きな波となることが予想されます。人口減少、財政制約、教育ニーズの多様化が進む中、「選ばれる学校法人」でなければ生き残れない時代が確実に訪れます。

私は、この状況を悲観するのではなく、むしろ本学園が自らの使命を再確認し、教育の質と経営基盤をより強固にする絶好の機会であると捉えております。学長職と兼務することを生かし、確実に改革を実行し、淘汰の時代を乗り越える強い学校法人を築いてまいります。

このような困難な時代だからこそ、学園全体の教職員が一丸となり、未来を切り拓く力を発揮することが求められていると考えます。 皆さまのご理解とご支援を賜りながら、誠心誠意、学園の発展に尽力してまいる所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。