芦屋学園の歴史
芦屋学園沿革の概要
学校法人芦屋学園は、1936(昭和11)年10月26日に設立許可を受けた財団法人「芦屋啓成会」をその母体としている。初代理事長には兵庫県会議員細野濱吉氏が就任、同年、「芦屋高等女学校」の設置許可を受け、校地を現地に定め校舎工事を起したところに端を発し、翌1937(昭和12)年4月竣工間もない校舎で、兵庫師範学校教頭であった岡田五兎初代校長のもと第1回入学式が挙行された。
やがて日本の歴史は太平洋戦争へと進み、1945年(昭和20)敗戦を迎え、学園は戦災を免れたが、同年11月26日、校舎全焼の厄に遭う。しかし、1946(昭和21)年9月には新校舎を竣工させ、創立10周年記念式典を挙行する。
そして、1947(昭和22)年3月31日の学制改革により芦屋女子高等学校・芦屋女子中学校として発足し、戦後日本の新しい教育の一翼を担うところとなった。その後、私立学校法施行により「芦屋啓成会」を学校法人「芦屋学園」とした。
更に、1951(昭和26)年4月高等学校に専攻科を新設、1953(昭和28)年4月には幼稚園を創設した。
そして、1959(昭和34)年学校法人「芦屋学園」理事会において芦屋女子短期大学の設置を議決、設置許可と共に買収済みの元国際ホテルを1号館とし、加えて2・3号館を竣工させ、1960(昭和35)年4月1日に芦屋女子短期大学を開学、初代学長に福富正吉が就任し、家政科を以って第1回の新入生を迎えた。
同年12月福富学長は退任し、国立大阪青年師範学校主席教授・大阪府青年教育官・国立大阪青年師範学校長・大阪府立大学教育学部長を歴任した経済学博士福山重一理事が第2代学長に就任した。更に、学生の要望に応えて1962(昭和37)年4月、専攻科を開設した。
続いて、理事会において芦屋大学・教育学部の設置を議決、1964(昭和39)年、文部省より設置許可を受け、同年4月芦屋大学第1回入学式が挙行され、芦屋大学学長に就任した福山重一博士の提唱する「人それぞれに天職に生きる」の教育理念を芦屋大学の建学の精神とし、その後、「独立と自由」・「創造と奉仕」・「遵法と敬愛」を三大実践綱領とした。
4年後の1968(昭和43)年4月芦屋大学大学院が開設され初代院長に福山重一学長が就任、また同年4月芦屋女子短期大学に英文科と幼児教育科の増設が許可され、翌年4月に家政学科・英文学科・幼児教育学科に名称を変更した。
1985(昭和60)年、芦屋女子高等学校に国際文化科(共学)を開設。翌年、芦屋学園創立50周年を機に芦屋大学附属高等学校・中学校に校名を変更し、時を同じくして芦屋大学大学院教育学研究科に英語英文学教育専攻及び技術教育専攻・修士課程を開設し、学校法人芦屋学園は幼稚園・中学校・高等学校・短期大学・大学・大学院を擁する現在の学園の骨格が整った。
学園創立から七十余年を経て2007(平成19)年、大学は教育学部の単一学部から「臨床教育学部」と「経営教育学部」の2学部4学科に改組し、短期大学も2005(平成17)年度より英文学科に替わって「文化福祉学科」を新設、また家政学科に兵庫県の短期大学では初めての調理師養成コースを開設し、更に2007(平成19)年度よりは学科名称を「生活創造学科」と改称した。
今後も、「人それぞれに天職に生きる」の建学の精神のもと、広く社会に貢献する個性豊かな人材の育成と、社会の要請に応える教育の充実と発展に向け、学園を挙げて邁進していく。
昭和
1936年 (昭和11年) | 財団法人「芦屋啓成会」設立認可 「芦屋高等女学校」設立 |
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1947年 (昭和22年) | 学制改革により「芦屋女子高等学校」「芦屋女子中学校」発足 |
1951年 (昭和26年) | 私立学校法施行により財団法人「芦屋啓成会」を学校法人「芦屋学園」に変更 |
1953年 (昭和28年) | 「芦屋学園幼稚園」認可 |
1960年 (昭和35年) | 「芦屋女子短期大学 家政科」開学入学式挙行 |
1964年 (昭和39年) | 「芦屋大学 教育学部教育学科」創立 |
1966年 (昭和41年) | 芦屋大学 産業教育学科増設 |
1968年 (昭和43年) | 「芦屋大学大学院 教育学研究科教育学専攻修士課程・博士課程」開設 芦屋学園理事長に芦屋大学学長福山重一博士が就任 |
1969年 (昭和44年) | 芦屋女子短期大学 家政科、英文科、幼児教育科を家政学科、英文学科、幼児教育学科に変更 |
1970年 (昭和45年) | 芦屋学園幼稚園を「芦屋大学附属幼稚園」に改称 |
1972年 (昭和47年) | 芦屋大学教育学部英語英文学教育科増設 |
1973年 (昭和48年) | 芦屋大学教育学部児童教育学科増設 |
1980年 (昭和55年) | 福山記念館竣工 |
1981年 (昭和56年) | 総合運動場開設 |
1984年 (昭和59年) | 芦屋女子短期大学学生ホール増設 福山記念館新館竣工 |
1985年 (昭和60年) | 芦屋大学大学院教育学研究科英語英文学教育専攻修士課程開設 高等学校国際文化科開設 |
1986年 (昭和61年) | 芦屋大学大学院教育学研究科技術教育専攻修士課程開設 芦屋学園創立50周年記念式典挙行 「芦屋大学附属高等学校・中学校」に改称 |
1988年 (昭和63年) | 芦屋大学創立25周年記念式典挙行 |
平成
1989年 (平成元年) | 芦屋女子短期大学開学30周年記念式典挙行 |
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1993年 (平成5年) | 芦屋大学附属中学校国際文化科進学クラス開設 |
1999年 (平成11年) | 芦屋女子短期大学多目的ホール竣工祭挙行 |
2002年 (平成14年) | 芦屋大学附属幼稚園創立50周年 |
2003年 (平成15年) | 附属中・高等学校テニスコート野外活動センター・リニューアル 芦屋大学経営者育成センター開所式挙行 芦屋大学創立40周年記念式典挙行 |
2005年 (平成17年) | 芦屋女子短期大学文化福祉学科、家政学科調理師コース開設 芦屋大学国際交流センター開所式挙行 芦屋大学教職支援センター開設 |
2007年 (平成19年) | 芦屋大学 臨床教育学部・経営教育学部に改組 芦屋女子短期大学家政学科を生活創造学科に名称変更 |
2009年 (平成21年) | 「芦屋学園高等学校・中学校」に改称 芦屋大学教育学科スポーツ教育コース開設 |
2010年 (平成22年) | 芦屋大学大阪キャンパス・経営教育学科キャリア教育コース開設 芦屋学園スポーツ教育センター開設 |
2011年 (平成23年) | 芦屋女子短期大学を「芦屋学園短期大学」に改称 芦屋女子短期大学文化福祉学科を閉鎖 |
2014年 (平成26年) | 芦屋女子短期大学生活創造学科 閉鎖 |
2016年 (平成28年) | 芦屋学園新グラウンド竣工式挙行 |
2017年 (平成29年) | 芦屋大学臨床教育学部国際コミュニケーション教育科 閉鎖 芦屋大学大阪キャンパス 閉鎖 |
2019年 (平成31年) | 芦屋大学臨床教育学部児童教育学科幼児教育コース開設 |